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オーバーシュートとは
株価のオーバーシュートとは、売買の取引が売りもしくは買いに一方向に行き過ぎた状態になることです。 好材料または悪材料のニュース等に多くの投資家が反応することで起きる現象です。
しかし、オーバーシュートが起きると大抵はその銘柄の本来の株価の価格帯まで戻っていくのが一般的です。一時的にぶわっ上がるかガクンと下がり、元の株価に戻っていく動きです。
簡単に飛びついてはいけない教訓
なんかもう何やってもうまくいかない自分の近況でやけくそになっておりました。ここらで何かいい波に乗って上昇気流に乗りたいと、そんな浅はかな希望を持っている日でした。
ある日私は出来高ランキングで上位にいる銘柄に目を付けました。活発に取引をしている銘柄ならばその中に入り込んで利益を出せるんじゃないかと、他力本願な希望で取引をしようと考えたのです。
銘柄を一つ選び、チャートを見てみると1日前からポーンと勢いよく株価が上がっていたのです。そして1日経った今日(当時)も上がり続けています。勢いがあって売買が活発に成立していました。
「最高じゃないか!私もこの上昇の波に乗るぞ!」と勢いで株を買いました。
まずいですね。何の根拠もなくただ上がっているから株を買う、高値がどこかはわからないけどそのあたりになったら売り抜ければいいという見通しらしいものも戦略もありません。
そもそもなんでポーンと上がっちゃってるの?と疑問を持たねば痛い目を見てしまいます。
さて、話を当時の勢いで株を買った人間に戻しましょう。
実はその銘柄にはとても大きな好材料のニュースが発表されていたのです。そのニュースに投資家の皆さんは「よし!この株は上がるぞ!買おう!そして上がれば売ろう!」と気合を入れて取引にいち早く参加していたのです。それにより株価はポーンと上がっていました。
そのような上昇がいつまでも続くわけがありません。祭りはいつか終わるものです。私は終わりかけの祭りに参加してしまったのです。これがまさにオーバーシュートの状況です。
もうすでにひとしきり上がりきったのでその日から反転して下がり始め、元の株価に戻っていきました。
「最高じゃないか!」・・・確かに最も高い価格で買ってしまいました。
「私もこの上昇の波に乗るぞ!」・・・乗ったけど座礁してしまいました。
はい、利益出せずでございます。
株でも教訓を得ましたし、何やってもうまくいかないときは、ちゃんと物事を考えていないからうまくできないという学びもありました。できないなら調子が戻るまで余計なことはしないでおこうと、なんだか二重の反省がありました。
まとめ
- オーバーシュートとは、売買の取引が売りもしくは買いに一方向に行き過ぎた状態になること
- オーバーシュートが起きると大抵はその銘柄の本来の株価の価格帯まで戻っていくことが予想される
- 上昇時にオーバーシュートなのか?と疑うために銘柄のニュースをチェックすることも必要