株のトンカチとは?ローソク足でこれが出る意味

目次

トンカチとは

トンカチとは長い上ヒゲの下に短い実体部があるローソク足です。実体部の下にはほぼ下ヒゲがないのが特徴です。始値から大きく上昇した後、大きく下落したという意味です。実体部が陽線の場合と陰線の場合がありますがどちらもトンカチです。

トンカチの逆が「カラカサ」です。長い下ヒゲの上に短い実体部があるローソク足です。実体部の上にはほぼ下ヒゲがないです。始値から大きく下落した後、大きく上昇したものです。

陽線だろうが陰線だろうが下落の兆候

日足で陽線だけど、結局は最終的に下がった結果がトンカチですから、1日の株価の動きにバラすと下げに入りかけてることがわかります。もしかしたら午前中までは上げトレンドだったけど、午後からは下げトレンドに入ったから大きく下げたという見方が出来ます。

それを知らないと「まだ陽線だから上がるんじゃないのかね」と思ってしまいます。ヒゲくらい別に気にしないとか考えていると危険なのです。

当時、保有していた株が上がっており、実体部が陽線のトンカチがある日出現しました。「なんか妙に上ヒゲあるけどなんだろう?活発に取引されてたのかな」と思ったくらいで何も考えませんでした。まぁでも陽線だし、まだまだ上昇するだろうと考えたのです。

その判断が運命の分かれ道でした。

翌日、下げ始めました。きれいに下げトレンドに入りました。もう数日後にはエンパイアステートビルみたいなローソク足の並びになってましたよ。。

しかしトンカチを知らない当時の私は「押し目かな?一時的な下げなんじゃないのかな?」と希望的観測というか現実を見ないチャートの見方をしていて損切が遅れました。せっかく上昇時に買えたのに売り時を間違えてせっかくの含み益を消し飛ばして損をしてしまったのです。

ヒゲって大事なんですね。あんな細い線なんて別に見なくてもいいだろうなんて軽く考えていたことが間違いでした。あの長い上ヒゲが、下降トレンドに入ったことを示していたのですから、ヒゲが持つ意味というものを知りました。

まとめ

  • トンカチとは長い上ヒゲの下に短い実体部があるローソク足
  • トンカチの逆が「カラカサ」で、長い下ヒゲの上に短い実体部があるローソク足
  • 下げトレンドに入ったのではないかと強く疑った方がいい

ヒゲを甘く見てはいけない、軽んじてはいけない、ローソク足っていろんな情報が詰まっているんですね。見ようと思えばいくらでも情報をくれるものという勉強になりました。

※投資のやり方やルールは法改正やルール改定等により変わる事があります。実際に取引を行う際は証券会社からの情報に常に注意して最新の情報を得てください。

もし当サイトで間違った情報があった場合、お手数ですがお問い合わせからその旨をお知らせください。よろしくお願い致します。

投資は自己責任で行ってください。

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