目次
狼狽売りとは
狼狽売りとは、相場全体または保有している銘柄が急落した時や悪材料が出た時に、動揺してパニック状態となり、慌てて売り注文を出して売却してしまうことをいいます。
読みはロウバイウリです。
損切りとの違い
あらかじめどこまで下がったら売るかを決めておくのが損切りで、決めずにいるのが狼狽売りです。買ったあとにどんな株価の動きをするか想定して対応をきめているかどうかが大きな違いです。
狼狽売りして後悔した
保有している銘柄がスコーンと下がったことがあります。よく覚えてないですが金利がうんぬんかんぬんとかいうニュースが出て、相場全体が急落したのです。保有している銘柄も一緒に下がったといった形でした。
私はただただうわぁぁとパニックになって、損失が増えてしまうからマズイと考えてすぐに売り払いました。売ったあとも下げ続けています。
ふーやれやれ、傷口が浅いところで済んでよかったなと私は胸をなでおろしたのです。これからどんどん下がっていってしまうのかなと気になりました。
この時点ではなにも保有していないので多少冷静さを取り戻し、興味深く株価を観察してみる気持ちになっていました。
さて、しばらく観察していますと後場に入り株価は下げ止まってもとの値に向けてに戻り始めたのです。上昇に転じました。
その当時は、ニュースの影響は一時的だったのでした。そのため、一時的に下げただけで株価は元の水準に戻っていったのでした。
失敗しましたね。いきなり株価が下がったというだけであたふたして株を手放してしまったのです。なぜ下がったのか、ここからどうなるかの冷静な分析と判断が出来なかったからこうなったのでした。
後悔しないためにする事
では、狼狽売りをしないようにするためにはどうすればいいのかって話です。私はこの3つを守れるようにすると後悔はかなり薄まると思います。
- 動揺しない
- パニックにならない
- 慌てない
そりゃそうだろ、それが出来れば苦労はしないっていう3点ですが、ではこんな心境にならないためにはどうするかってところですね。それは「先を読むこと」が大事だと考えます。最悪な事態を想定し、その時にどう対応するかをあらかじめ決めておく事です。
上がるとしたら、横ばいになるとしたら、下がるとしたらどれくらい下がったらどうするか…といったパターン分けをして対策をあらかじめ決めておく事が必要です。
まとめ
- 狼狽売りとは、相場全体または保有している銘柄が急落した時や悪材料が出た時に、動揺してパニック状態となり、慌てて売り注文を出して売却してしまうこと
- 損切りと狼狽売りの違いはあらかじめ今後の見通しと対応策を考えているかどうかという部分
- 狼狽売りで後悔しないためには「先を読むこと」が大事
いろんな失敗談を書いていましたが基本的に狼狽売りをしているなと、振り返ってみるとわかります。私は狼狽売りを極めてますな。狼狽売り師とでも名乗ろうか。いややめておこう。