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節目とは
節目の読み方は「ふしめ」です。節目とは1,000円、5,000円、10,000円といったきりのいい価格の事を指します。さらに、過去のの高値・安値も節目に当たります。「節(ふし)」とも呼ばれます
株価が上昇して節目付近になると上昇傾向がいったん止まったりするため、節目はとても重要な場面になります。下降の時も同様です。
ただそこからどう動くかはその時の相場の状況や銘柄の状況次第です。いったん節目で横ばいになった後に再び上昇していき節目の株価を超えることと「節目を払う」といいます。
知っておかないと高値掴みになる
節目という言葉を知らずに適当に取引を繰り返していた時期がありました。ん?今もか?
それはそうと、1か月ほど淡々と上がり続けている銘柄がありました。悪材料となるニュースもなく、順調に上げている形です。活発に取引が行われていました。
「これはいいじゃないか、私もこの波にみんなと一緒に乗って利益をだそう」と考えた私は成行で買い注文を出し、無事約定します。
買った後も順調に株価は上昇を続け、安堵と儲かっていることに対するワクワク感で私の心は珍しく満たされていました。どこまで上がってくれるかな、悪材料はでてくるなよーと利益確定売りのタイミングを楽しみに待っていました。
しかし、物事はそんな簡単にいくわけがない。
数日待っていると株価の上昇が鈍化してきたのです。「おや、1か月以上の間、株価が上げっぱなしだったからちょっと調整局面に入ったかな」とは思ったものの、引き続き上がるだろうと楽観視していました。
ですがさらに数日たつとほぼ横ばいのような形になっていたのです。さらにまた数日経過しても上がったり下がったりして停滞してしまったのです。
やきもきしても仕方ないため、売りました。もっと多くの利益を出せるかと考えていましたが、そこまで右肩上がりの角度があるわけでもなく、数日で横ばいになったため少ない利益でした。手数料で全部持っていかれるくらいの額。。。
なんでだと思って過去の株価の動きを見てみると、過去の高値の付近で今回も上昇がストップしたのでした。1000円とかの切りのいい金額でなく中途半端な金額だったため変だなと思っていたのですが、この前の高値が「節目」だったのです。
今回の教訓としては、上がっているからといって自分も買おうと気まぐれで参加すると、分析しないと見えない節目が待ち構えていることもあるということです。節目によって上げどまった高値を掴まされることもあるので節目は近いかどうか、確認しておく必要があるということです。
まとめ
- 節目とは1,000円、5,000円、10,000円といったきりのいい価格の事
- 過去のの高値・安値も節目に含まれる
- 上昇傾向であっても節目が近いかもしれないため、分析しておかなければ高値掴みになるかもしれない