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ダブルボトム、ダブルトップとは
ダブルトップとは、上昇後に高値圏で一度下落した後すぐ上昇に転じたものの、下落前の高値を超えずに再び下落する動きです。株価はその後、トレンドが下落に転じることが多いです。
ダブルボトムはその逆で、下落後に一度上昇し、再度下落したものの前の安値を下回ることなく上昇に転じる動きです。株価はその後、トレンドが上昇に転じることが多いです。
知らないと振り回される
ダブルボトムという言葉を知らなかったとき、私はV字回復という言葉を愚直に信じ取引をしたことがあります。
どんどん下落していく株価をみて「いつかは上昇に転じる」と信じ上がるのを待ち続けていたことがあります。特に根拠もなくです。下がりゆく株価を眺めていました。
そしてついに株価が上がり始めるタイミングに出くわしたのです。「やった!いま買えばウハウハだ!」と喜び勇んで株を購入し、どんどん上がりゆくチャートを想像していました。
しかし、V字回復なんてことは起きずに株価は下げに転じます。
まさかV字回復がそんなすぐ終わるなんて思っていなかった私はすぐに利益確定せねばと焦り売り注文を出します。株を手放してしまったのです。
「ふー」と手数料を引けば無くなってしまうような利益程度なのに、利益を得てほっとしていると前の安値になったところでまた上がり始めます。「え?」と思いましたがどうせまた下がるのではないのかと思いチャートを眺めたままでした。
しかし、スムーズではないものの株価はそこからあまり下落することなく上がり始めていったのです。「ダブルボトム」という言葉を知っていれば対処できた場面でした。完全に機会損失です。
だましに注意
本当にWの字で終わるかどうかは状況次第です。Wに小さなVが足されるときもあります。一回ダブルボトムの後に小さく下げ、ダブルボトムの動きではなくなったように見せかけて上昇に転じる動きもあります。
Wを書いたものの実は横ばいだったこともあります。Wを三回くらい繰り返した後に上昇に転じることもありました。
全てが原理原則通りに動くわけではありません。やはり銘柄の動きを過去から研究すると傾向が見えてきます。
まとめ
- ダブルトップは上昇後に高値圏で一度下落した後すぐ上昇に転じたものの、下落前の高値を超えずに再び下落する動き
- ダブルボトムは下落後に一度上昇し、再度下落したものの前の安値を下回ることなく上昇に転じる動き
- 知っておかないと対応できないし、知っていてもだましがあるため銘柄の過去から現在の動きをよく研究しておく必要がある