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なべ底とは
株のなべ底とは、下落後に株価が底値付近で横ばいの状態をしばらく続けて、その後に上昇に転じることです。下がって横に伸びで上がる形がなべ底に似ていますね。
特徴としてはローソク足の動きが細かくなるという部分です。ダブルボトムや逆三尊と見比べると目に見える形での特徴が地味ですし、いつ終わるかもちょっとの間なのか長期なのか見えにくいです。
では上げの印であればわかるんじゃないかと思いますが、なべ底から上げに転じるときはこのローソク足が出現するなんてものは一概に言えません。明けの明星かもしれませんし、赤三兵やその他もろもろかもしれません。
ちなみに、なべ底は「鍋底」でもいいですし、ラウンドボトムとも呼ばれています。
判断が難しい
なべ底は、先ほども似たようなことを書きましたがその最中には「今がなべ底」ということが分かりにくいです。(チャートを分析しまくっている人にはわかるのかもしれませんが私はそんな神の領域になどあと10回転生してもたどり着けるかどうか。。)
いざ下げ止まったかなと見えても、そこからどうなるのか・・・ダブルボトム?逆三尊?横ばい?カラカサ?さぁどうなるのやらです。下手に「これだ!」と判断して入り込んでしまうとなべ底に長期間付き合わされてしまいます。
怖いですよね。
ダブルボトムだろうから買っておいて様子を見るぞ!としても全然ダブルボトムの形にならないしうにょうにょ横ばい続けてるだけで上がるのかも下がるのかも見えない、その転換もいつになるのかわからない状況です。
先の見えないトンネルをずーっと歩いているようなものです。
「ならば今がなべ底だ!買ってしばらく我慢していよう」としたところで、上がる保証はありません。まぁどの分析にもこれは言えますがね。ズルズルと持ち続けた挙句に下落へ転じるとなるとあまりにも苦労が水の泡になった感が強いです。。
過去のチャートを見てなべ底だなというものがありましたが、横ばっている間がずっと陽線で移動平均線も微妙に右肩上がりになっているかな?というものがありました。しばらく短い陽線が続いてようやくポーンと上昇していましたが、横ばっている間の陽線なのに全然上がっていかない状態はもどかしい気持ちになります。
まとめ
- 下落後に株価が底値付近で横ばいの状態をしばらく続けて、その後に上昇に転じること
- ローソク足の動きが細かくなるという特徴がある
- しばらく横ばいを続けても下がりなべ底でない結果になるかもしれないリスクがある
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