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タックスロス・セリングとは
タックスロス・セリングとは、含み損が出ている株式を売って実際の損失を確定させることで、税金の支払いを少なくすることです。1年間で出た利益を、タックスロス・セリングによって出した損失と相殺するのです。
それにより利益の金額を少なくすることで、利益にかかる税金を少なくするという方法です。つまりは節税のために行なう売却で「節税売り」と日本では呼ばれています。そのため、年末近くになるとそれが行われる銘柄が出てきます。
「だから何だよ利益出てなきゃ節税売りをする必要もないじゃないか」と私は思います。早くそんなことが出来る身分になってみたいもんですわ。利益を出している投資家であれば節税の事を考えるようになりますものね。
タックスロス・セリングによる影響
とはいえそうではない私のようなノー利益投資家にも関係はあります。なぜならそれが行われることによって株価が下落するからです。
つまり、もしも「安いなこの銘柄、買ってみよう」と軽く考えて安い株価の銘柄を10月あたりに購入してしまうと、もしかしたら節税売りの餌食にされてしまうかもしれません。年末に向けて買った銘柄が下落を続け、悲惨な年末を迎えるかもしれない・・・ということもあり得ます。
こうしてお金持ちはもっとお金持ちになり、そうじゃない投資家はどんどん落ちぶれていくんですなぁ。。悲しい虚しいお話です。え?お前はどっちだ?そりゃもちろん後者ですよ。
なんだかそうだったのかもしれないということが結構思い出されます。秋から冬に変わるころに「これ底練り中なのかな」と思って試しに買ってみたら下落したとか、あったようななかったような。。あ、いつ買ってもそうなってたから何でもないです。
ただまぁ主にアメリカで行われているので日本株ではどれくらいこの節税売りがされているかはわかりませんね。でもそういうことがあると頭に入れておくと取引を実施するか否かの検討材料にはなります。そしてアメリカの銘柄の取引をする際には注意するようにしないといけませんね。
まとめ
- タックスロス・セリングとは、含み損が出ている株式を売って実際の損失を確定させることで節税をする方法
- 日本では「節税売り」と呼ばれている
- 主に10月~年末にかけて行われる
- これが行われる時期は安値の銘柄はさらなる下落が予想される
株式投資をするためには、「時期」というものも気をつけないといけないんだなということを学べる用語ですね。
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