節分天井・彼岸底とは?なぜ起こる?決算だから?古くからの相場の格言

目次

節分天井・彼岸底とは

節分天井・彼岸底とは、年の初めから株価が上がり、節分の時期である2月上旬に高値をつけ(天井)、それ以降は下落して彼岸の時期である3月中旬に安値をつける(底)をいう意味です。これは相場の言い伝えであり毎年必ずこうなるというわけではありません。

読みは「セツブンテンジョウ・ヒガンゾコ」です。もともとは日本の米相場から言い伝えられてきた相場の格言であり、それを株式市場に当てはめています。

なぜこのようなことが言われるかというと、まず年の初めにめでたい雰囲気で相場が始まり景気よく上がっていきます。とはいえめでたいから上がるなんてものはそう長く続かず(めでたいだけじゃなくて他の複合的な理由はもちろんあるはずですが)、だいたい節分の時期くらいで天井になります。そうこうしているうちに3月が迫ってきて決算などの重要な日が近づいてきたりすると下落して底値をつけるという相場の動きになります。

日本は多数の企業が3月決算ですから、3月末に向けて保有している株式を売却して現金化する動きが多数あります。売りが増えると・・・株価は下落します。これは米相場とは違いますがこの格言と時期的に一致しますね。

あまり当たらないことが多い

もとは米相場の格言であり、米の需要と供給の関係でいわれていた格言のようなので、それを株式市場の格言として持ち込むとなるとなかなか事情が違います。株と米は3月決算の部分で時期的には一致しましたけども基本的には全然違いますからね

これ調べた時に米相場をアメリカの相場と一瞬勘違いしましたがお米の相場です。コメです。・・・ってこれ間違えるの私くらいか。

まぁそれはそうと、そういう経緯でのこの格言なのでこうなるとは絶対に考えず、なんか春先は相場の動きがいつもと違うなという銘柄があれば節分天井・彼岸底なのかもしれないなと思っているくらいでいいんじゃないでしょうか。節分天井・彼岸底にこだわりすぎて取引できなくなってしまうとそれはそれでもったいないですしね。ほかの分析と組み合わせて節分天井・彼岸底は参考情報程度にするのがちょうどいいと思います。

まとめ

  • 節分天井・彼岸底とは年の初めから株価が上がり、節分の時期である2月上旬に高値をつけ(天井)、それ以降は下落して彼岸の時期である3月中旬に安値をつける(底)、相場の格言
  • もともとは米相場の格言
  • そのためほかの分析をして参考情報として気に留めておく程度にしておいたほうがいい

※投資のやり方やルールは法改正やルール改定等により変わる事があります。実際に取引を行う際は証券会社からの情報に常に注意して最新の情報を得てください。

もし当サイトで間違った情報があった場合、お手数ですがお問い合わせからその旨をお知らせください。よろしくお願い致します。

投資は自己責任で行ってください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする