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株でいう三尊とは
株価が上昇して高値になり天井になったときに上がり続けてきた値からいったん下げ、再び上がって前の高値を越えてすぐまた下げ、もう一度上げに転じるも最初に下げに転じた時の高値と同じくらいの価格に行き着いたところでまた下がっていくことです。
株価はその後下げに転じると見込まれます。上がろうとしたものの上がれず、みんなが利益確定させて売ることで上昇は終わり、下がっていくメカニズムです。
下がりきったところでも同様の事が起きます。これはトリプルボトムとも呼びます。
ダブルトップと間違えて弄ばれた
株価が上がっており、そろそろ高値圏かなという場面がありました。いつも株価には弄ばれてますが(真面目にに取引してないからですね)、この時もなかなかに弄ばれてしまいました。
いよいよ天井圏でいったん下がり、「お、押し目?ダブルトップの最初のやつ?」と疑いの目を投げかけました。いったんカクンと下がっただけではどうとでも受け取れますからね。
ちょっと下げたところで上げに転じました。「さぁどうだ。このまま押し目を抜けて上がるのかそれともダブルトップの二つ目となるのか」と注視します。
前の高値を超えました。「なに!となるとこのまま上がり続けるのか!」ここで私はこの銘柄を買いました。さぁこのまま上がってくれよと期待しました。
しかし、ここは高値圏、前の高値を超えたところで再び下げました。「うーん、やはりダブルトップなのかな。傷口が広がらないうちに売ってしまおう」と私は株を手放しました。しかしダブルトップという判断をしたため、空売りをすることにしました。下げでも儲けてやるぞ!というやる気だけはあります。
しかし・・・株価はまた上がり始めるのです。「なんだと!ここであがるのかよ!」とヒヤヒヤしてきます。ダブルトップではなかったことがここで判明します。
と思いきや、前の高値に届かずに株価はまた下げに転じました。
「え?もうわからない、これはもう横ばいか?持ってても気をもむだけで一円にもならない横ばいになるんだな」
そう思ってしまった私は空売りをやめます。うんまぁちょっと損しました。
そしたらですよ、特に横ばいが長引くわけでもなく株価は下がっていったのです。さて、三尊の完成です。
ならもう一度空売りすればいいじゃないかと思いますが、さんざん弄ばれた後です。もう・・・精神的につらい。取引をやめてしまいました。
今考えるともったいないですね。でももうその時は冷静に考えることが出来なくなっていました。高値圏だから三尊かも知れない、ダブルトップじゃなかったとしても三尊かもしれないといった具合にあらかじめ予測を立てておかないことには弄ばれてしまうことがわかりました。
まとめ
- 三尊とは株価の天井圏で起こる3回高値をつけた後に下げに転じるとみられる現象
- 下げの場面でも同様の事が起こる傾向にある
- 複数の要素で分析しないと弄ばれる
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