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移動平均線との乖離を無視してしまう初心者の典型的な失敗
株式投資を始めたばかりの頃の私は、チャートを見る力がほとんどありませんでした。特に致命的だったのが、移動平均線と株価の乖離を理解していなかったことです。株価が急騰していると「もっと上がるはずだ」と思い込み、移動平均線から大きく離れているにもかかわらず、まったく気にせず買い向かったのです。
今振り返ると、「なぜあの状況で買ったのか?」と自分でも呆れるレベルですが、当時は興奮と欲に支配されていました。
【体験談】急騰銘柄に飛びつき、典型的な“高値掴み”をしてしまった
ある日、SNSで話題になっていた中小型株が朝からストップ高に迫る勢いで急騰していました。チャートを見ると、すでに5日線や25日線から大きく乖離しており、ローソク足は上に大きく伸びきっていました。今なら「過熱感MAX」だと分かりますが、当時はそんな知識すらなく、
「とにかく人気だから上がるはず!」
「まだ買っても間に合う!」
と完全に感情的になっていました。
結局、私はその日の後場で高値付近に飛びついてしまいました。しかし、その直後から株価は一転して急落。翌日にはギャップダウンし、移動平均線に向かって一直線に戻されました。
結果として、私はたった2日で10%以上のロスを抱え、怖くなって損切り。まさに典型的な 「移動平均線から乖離した株は元に戻る」 という相場の性質を理解していなかったがゆえの失敗でした。
失敗から学んだ「乖離の本質」
この痛い経験から、私は次の3つの重要な教訓を学びました。
① 株価は移動平均線に“回帰”する性質がある
移動平均線から極端に離れている状態は、株価が過熱している証拠です。
どれほど強いトレンドでも、いずれ移動平均線へ戻ろうとする力が働きます。
② 過熱感のある相場は「高値掴みリスク」が極端に上がる
急騰した株は、上がった理由よりも「誰がいつ利確するか」の方が重要になります。
初心者は利確売りのタイミングを知らないため、プロの手仕舞いに巻き込まれる形で損失が膨らみがちです。
③ “人気”と“買い時”はまったく別問題
どれだけ話題になっていても、エントリーする位置が悪ければ勝てません。
むしろ、SNSで騒がれているときほどピークである可能性が高いとさえ感じるようになりました。
同じ間違いを繰り返さないために実践すべき対策
この失敗を経て、私は次のルールを強制的に自分に課しました。
● 乖離率(特に5日線・25日線)を必ず確認する
エントリー前には、
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株価が移動平均線からどれだけ離れているか
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その乖離が過去と比べて異常に大きくないか
を必ずチェックするようにしました。
● ローソク足が移動平均線から“離れすぎている”ときは触らない
ローソク足が上方向に乖離している場合、追いかけてはいけません。
むしろ「押し目が来るまで待つ」という選択を優先します。
● 感情状態で取引しない
・SNSの盛り上がり
・急騰のニュース
などの外部刺激を受けてエントリーしたくなったときは、必ず一度深呼吸してチャートを冷静に見直すようにしています。
● トレンドの“流れの中の位置”を意識する
同じ上昇トレンドでも、
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初動
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中盤
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過熱気味の終盤
によってリスクはまったく違います。
そして一番危険なのが「終盤の飛びつき」です。これは避けるように徹底しました。
まとめ:移動平均線との乖離は“危険信号”として扱うべき
移動平均線との乖離を無視して買うことは、初心者がもっともやりがちな失敗です。私自身もその罠にはまり、大きな損失を経験しました。しかし、その経験があったからこそ、チャートの見方やリスク管理の重要性を理解できるようになりました。
乖離が大きいということは、株価が「行き過ぎている」状態です。行き過ぎた相場は必ず戻る。これは相場の基本原則です。
同じ失敗をしないために、
“乖離は必ずチェックする”
というルールを、ぜひあなたの投資にも取り入れてみてください。

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