【投資初心者の失敗談】損切りできず「塩漬け株」を量産した私が学んだ3つの教訓

目次

はじめに:株式投資の初心者が必ず通る“損切りできない”という壁

株式投資を始めたばかりの頃、多くの初心者が抱える悩みがあります。それが 「損切りができない」 という問題です。
私自身もかつて、下落していく株を前に何もできず、結果的に 塩漬け株を量産してしまった苦い経験 があります。

今回は、私のリアルな失敗談を交えつつ、

  • どうして損切りできなかったのか

  • その失敗から何を学んだのか

  • 同じ失敗を繰り返さないための具体的な対策

をお伝えします。


【体験談】損切りできず「塩漬け株」がポートフォリオを埋め尽くした日

私が株式投資を始めたのは数年前。最初は小さな利益が出ることもあり、「自分は投資の才能があるのでは?」と軽く慢心していました。

そんなとき、ある有名企業A社の株が急落しているのを見つけました。

「たまたま下げているだけだろう。今が買い時かもしれない」

そう思って買い増ししたものの、株価はその後も下落を続けました。

最初は軽い含み損でしたが、気づけば 含み損は−20%、−30%… と膨らむ一方。

本来なら損切りするべきタイミングは何度もありました。それでも私は、

  • 「戻るかもしれない」

  • 「損切りしたら“負け”を認めるようで嫌だ」

  • 「いつかきっと戻るはず」

と、現実を直視できませんでした。

そして半年後、私のポートフォリオには “長期間含み損のまま動かせない株” がいくつも並ぶように…。
まさに 塩漬け株まみれの状態 に陥っていたのです。


【なぜ損切りできない?】初心者がはまる心理的ワナ

振り返ると、損切りできなかった理由は心理的なものがほとんどでした。

●① 損を確定したくない「損失回避バイアス」

含み損の段階では、まだ“現実ではない”ように感じてしまいます。
損切りしてしまうと、負けを確定させることになるため、無意識に先延ばししてしまうのです。

●② 下落しても「きっと戻る」という願望

過去のチャートで“V字回復”した銘柄を見ていたため、自分の買った株もそうなるはずだと思い込んでいました。

●③ 根拠なきナンピン買い

下落するたびに「安く買える」と思い、理由もなく買い増したことで損失が拡大。
冷静さを失っていた典型的なパターンです。


【学んだこと】損切りは“負け”ではなく“次のチャンスへの資金確保”

この苦い経験から私が学んだ最も重要な教訓は、
損切りは「敗北」ではなく「資金を守るための戦略」だということ です。

投資の世界で生き残るために最も大切なのは 資金管理
塩漬け株に資金を寝かせてしまうと、本来投資すべき成長株やリターンのある銘柄に資金を回せなくなります。

損切りとは、未来への選択肢を守る行為なのです。


【再発防止策】損切りができるようになるための3つの習慣

●① 最初に「損切りライン」を決めて注文と同時に設定する

買う前に「何%下がったら売るか」を明確にします。
そして 逆指値注文 を入れておき、感情の介入を防ぎます。


●② 明確な基準のないナンピンは絶対にしない

ナンピンはプロでも慎重に行う手法です。
初心者の時はやらない方が安全です。


●③ 定期的にポートフォリオを見直し「塩漬け予備軍」を早期発見する

毎週、あるいは毎月の見直しを習慣化することで、
ズルズル下げている銘柄に早く気づけます。


まとめ:損切りの習慣化が投資を安定させる

損切りできずに塩漬け株を量産してしまった経験は、私にとって大きな学びでした。

  • 損切りできないのは“弱さ”ではなく“心理的バイアス”

  • 損切りは資金を守り、未来の勝てる投資のための行動

  • 基準を決めて自動化すると、初心者でも損切りができる

これらの教訓を身につけてから、私の投資成績は安定し始めました。

同じように悩んでいる方は、
「損切りはあなたの投資を長く続けるための“保険”」
と考えてみてください。必ず投資がラクになります。

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