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パラボリック下落とは?初心者が“絶対に触れてはいけない”相場の動き
株価が急角度で下方向へ曲線を描きながら落ち続ける――いわゆるパラボリック下落。
ニュースにもSNSにも「何があった!?」と騒がれるレベルの暴落ですが、初心者ほどこの局面で**“逆張りの誘惑”**に取り憑かれます。
理由は単純。
「さすがに反発するだろう」
「ここは拾い場に違いない」
こうした“希望的観測”が心の奥底から湧き上がるからです。
しかし、私はまさにその思考で大火傷しました。今回はその体験談と、そこから得た教訓、そして同じ失敗を繰り返さないための対策をまとめます。
【体験談】底だと思って買ったら“さらに底”が待っていた地獄
ある銘柄が決算後に急落し、翌日も下げ止まらずパラボリックな角度で落ちていきました。
チャートは垂直に近い角度で下へ伸び、出来高が膨らみ、板もスカスカ。
普通なら「触ってはいけない地帯」なのですが、当時の私はこう思っていました。
「ここまで落ちたなら、そろそろ反発するはずだ」
落下中のナイフに手を伸ばすような行為だと今なら分かります。しかし当時はその怖さを知らず、1万株を“逆張り”でエントリー。
結果は……
さらに10%以上の続落。
板が薄いせいで損切りも滑り、気付けば評価損は笑えない数字に。
「底だと思って買ったところが、ただの途中経過だった」
ということを、身をもって理解しました。
あの時は本気で胃が痛くなり、チャートを見ては動悸が激しくなるほど。
「反発するだろう」という願望がいかに危険か、ようやく気づいた瞬間でした。
【失敗から学んだこと】落ちている最中の株には“底”などない
この体験から強烈に学んだのはたった1つ。
パラボリック下落中の“底当てゲーム”は絶対に勝てない
なぜか?
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急落の原因が完全に市場に織り込まれていない
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投げ売りとロスカットの連鎖がまだ止まっていない
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下げの角度が急なほど、反発は遅れることが多い
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大口が買う兆候(出来高・下げ止まりの形)が出ていない
つまり、初心者が「そろそろ反発しそう」と感じるタイミングは、
むしろ機関やプロがまだ売り続けている真っ最中の位置と言えるのです。
また、パラボリック下落の恐ろしさは、底が“点”ではなく、地面が無限に続いているように見える点にあります。
チャートの形だけで底を当てるのは不可能に近い――そう痛感しました。
【再発防止策】同じ失敗を二度としないための3つのルール
この失敗から、私は次のルールを“絶対遵守”と決めました。
① パラボリック下落中の銘柄には指一本触れない
いちばんシンプルで、いちばん強力な対策です。
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暴落直後の逆張り禁止
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決算暴落や悪材料直後は3日〜1週間は“絶対に様子見”
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下落角度が45度を超えたら近づかない
こう決めてから、無謀な逆張りによる損失は激減しました。
② “下げ止まりの形”が出るまで絶対にエントリーしない
具体的には……
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長い下ヒゲが連続して出る
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出来高が増え、売りが消化された形が見える
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移動平均線との距離が縮まり始める
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前日の安値を割らなくなる
こうした**「底固めのサイン」**が確認できるまで待つようにしました。
逆張りは悪ではありません。
ただし、“根拠のある逆張り”でなければ、ギャンブルと同じです。
③ 「さすがに反発する」は禁止ワードにする
これは精神面のルール。
「さすがに〜」という発想は、
分析ではなく希望。投資ではなく賭け。
自分の中でそう定義し、心の中にその言葉が浮かんだ瞬間、
強制的にチャートから手を離すようにしました。
まとめ:パラボリック下落は“落ちてくる刃物”であり、初心者の墓場
パラボリック下落に逆張りした私の失敗は、今振り返っても背筋が寒くなるレベルです。
しかし、その経験があったからこそ、
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無謀な逆張りをしない
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根拠のあるエントリーを徹底する
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感情ではなくルールで動く
という投資姿勢が身につきました。
相場はチャンスの宝庫ですが、
「触れてはいけない場面」も確実に存在します。
パラボリック下落はその代表例。
もしあなたが同じ状況に出くわしたら、ぜひ私の失敗を思い出し、
“反発を期待した逆張り”という危険な選択を避けてください。
あなたの大切な資金を守るためにも、
落ちてくるナイフには絶対に手を伸ばさない。
これを肝に銘じておきましょう。

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