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押し目とは
株価が上昇している途中で一時的に価格が下落する場面を「押し目」と言います。グイグイ上がっているのに、いったんカクンと下がる時です。いったんカクンと下がりますがそのあとにまた上昇を再開していきます。
カクンと下がったそのタイミングに買付けを行うことを「押し目買い」と言います。
押し目の反対語は「戻り目」です。意味もそのまま逆で、株価が下落している途中で一時的に株価が上昇する場面を戻り目と言います。ガラガラ下がっているのに、いったんクイっと上がるときです。
クイっと上がったタイミングで売ることを「戻り売り」と言います。戻り目売りではなく戻り売りなんですね。微妙に違うんです。
押し目買いできなかった体験談
なにが押し目なのかどれが押し目じゃあないのか、その判断が難しいですね。
私はある銘柄を見ており、グイグイと数か月の間上がり続けていました。しかし、前日あたりから横ばいになり下がってきていたのです。
私は当時「押し目買い」という言葉を覚えたばかりですぐに使ったみたかった人間でした。そこでさっそく「押し目買い」とやらをやってみました。カクンと下がり、ちょっと待てば上がり始めてまたグイグイ株価が上がっていくだろうなと思い株を買いました。
しかし数日たっても上がりません。下がったままです。
どうやら高値を掴まされてしまいました。ババを抜いてしまったってことです。悔しい・・・!私もみんなと一緒に儲けたかっただけなのに・・・!
ですが、泣いても始まりません。損切をするべく成行注文で売り払いました。
あーあ、株価が上がってて喜んでいたはずだったのになぁとか考えてしまいましたが、一喜一憂していたら身が持ちませんしそんなこと考えているならもっと相場や経済について勉強していかねばという感じです。
とはいえまぁ損は最小限にできたのだからよしとしましょう。長期的な株価の動きを見ておらず、素人の感覚だけで押し目であることを判断したのが敗因ですからこれを繰り返さないようにするという決意のもと再起を図ります。
ところが、まだ終わってはいなかったのです。
いったんガラガラと下がっていった株価ですが、再び上昇に転じました。そして、あれよあれよという間に前の高値を超えていきました。完全に上昇していったのです。
あっけにとられました。損切だのなんだのいって売っていなければ今頃は株価が上がってて喜んでいたはずだったのになぁとか考えて・・・あれ?これ前にもやったな。
本当に株価の動きを把握していないと何やっても空回りになります。素人が感覚だけでやると痛い目を見るということですね。
まとめ
- 押し目とは株価が上昇している途中で一時的に価格が下落する場面
- 押し目の反対語は戻り目
- 押し目か天井圏かは株価やチャートを研究しないと見極めが難しい
どのやり方にも言えますが、研究して明確な理由がない状態で、素人の感覚のみで突き進むとその末路は悲惨ですね。
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