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権利落ち日・権利確定日 などなど
権利落ち日とは、権利付最終日の翌営業日を指します。「権利付最終日」とは株式の発行会社が定めている「権利確定日」の2営業日前です。「権利落ち日」はその翌営業日となります。
株主としての権利である配当金や株主優待をもらえるようにするためには、権利確定日に株主名簿に掲載されている必要があります。そのためには権利付最終日には株を持っている状態にしておかなければなりません。
逆に言えば株主名簿に掲載されさえすればそのあとは株を売ってしまおうがどうしようが配当金や株主優待をもらうことが出来ます。というわけで、権利確定日の翌営業日の権利落ち日に株を売っちゃおうとする方が多いのです。
それを知ったときは「なるほど!株主としての権利は享受できるけど株を手放してまたどこかに投入できる現金も手元に置くことが出来る!なんて効率の良い方法なんだ!」と感じました。
株価は下がる?
とはいえです。多くの方々がそう考えます。ということは多くの方々が売りに出します。ではどうなるか。。基本的に株価は下がります。
しかしですよ。なにも権利落ち日は権利落ち日だけではないです。株価がどのあたりを推移しているかとか、ほかにその銘柄や業界のニュースがどうなっているかとか様々な要因があります。
そのため、確実に下がるとは言えません。
権利落ち日では売るべき?
手元にすぐに自由にできる現金を残しておきたいというのであれば売ってもいいかと思います。そりゃあいろいろな要素が合わさって配当金や株主優待も受け取れて、高値で株を売ってキャピタルゲインも得られるのが最強ですけど、そんなうまくはいきませんわね。
ちなみに私があるスポーツクラブの株式を持っていた時は権利落ち日にしっかり下落しました。貧乏性の私は「なんだかもったいないな」と思い売ることをせずに持ち続けました。
すると元々上昇基調だったためか、徐々に株価は元に戻ってきました。「お、ラッキー」と思いました。でも別の見方もあるかなと、ふと考えたのです。
数か月という期間をその資金が使えない状況だったとみるのか、インカムゲインを目的としたれっきとした保有の期間だったのか、です。
当時の私は(今もですな)、どういう投資のスタイルにするか模索中でキャピタルゲインもインカムゲインもいいなぁとあっちこっち見ていたのです。「これでいつでも売れるし株主優待も受けられるしラッキー」と当時の私は思いました。
自分のスタイルに沿った判断をするのがいいかなと思います。
まとめ
- 権利落ち日とは、権利付最終日の翌営業日
- 権利付最終日とは株式の発行会社が定めている権利確定日の2営業日前
- 株主としての権利である配当金や株主優待をもらえるようにするためには、権利確定日に株主名簿に掲載されている必要がある。(権利付最終日には株を持っている状態)
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