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地合いとは
地合いとは、株式市場の相場全体やある銘柄の状態や雰囲気を指す言葉です。ここでいう状態とは値動きがどうなっているかという意味です。取引量が多くて活発な状態であれば「地合いが良い」といいます。逆に取引量が少なく活発でない状態だと「地合いが悪い」といいます。
雰囲気と書いたのは、その相場に関わっている関係者がどう感じるかで「地合いが良い・悪い」が判断されるからです。取引量が〇〇以上だと「地合いが良い」という明確な判断基準はありません。肌感覚なのです。
読みは「ジアイ」です。
時代じゃない
地合いなんて言葉を知らなかったとき、ある利益を上げた投資家のインタビューを見る機会があって「地合いがよかったんで利益を上げられたんです」とおっしゃっていた事がありました。
しかし地合いなんてわからなかったので「へぇ~、いい時代だったんだなぁ。やっぱり右肩あがりの時代に買っておいて売ればそりゃあ利益出せるわなぁ」と「時代が良かった」と勘違いしてしまい素人丸出しの感想を持ったことを覚えています。
全然違いますね。
取引が活発に行われている銘柄にうまくタイミングを見極めて参加したからこそ、利益を上げられたのであり、ご自身の取引の力でつかみ取った利益でした。決して時代の波の乗ってヌルっと利益を上げたわけではありませんでした。
これわかったときすごく恥ずかしくなったのは内緒です笑
時合いでもない
釣りでもジアイという言葉があるみたいですね。釣り用語だと「時合い」と書くようなので全く違います。まぁ時合いについては触れません。
「地合いが良い」は買い?
地合いがいいのであれば買って値上がりして売ろう!と考えますが、もしかしたらもう天井かもしれないですし、天井を迎えれば今後地合いが悪くなるかもしれません。地合いが良くても買わない方がいいタイミングもあります。
逆に地合いが悪いから「やめておこう」と遠のいても、もしかしたら底を打つかもしれません。底を打てば今後地合いが良くなるかもしれません。地合いが悪くても買った方がいいかもしれないときもあります。
何事もですが一つの事のみで判断すると誤った取引をしてしまうことになります。
まとめ
- 地合いとは株式市場の相場全体やある銘柄の状態や雰囲気を指す言葉
- 取引が活発なら「地合いが良い」
- 取引が活発でないなら「地合いが悪い」
似たような言葉が多くて恥ずかしい思いをしないようお気を付けください。本当に時代と地合いを間違えた時は変な汗が出ました。
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