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【初心者が陥りがち】短期で大きく儲けようとして失敗した私の「焦り投資」体験談
株式投資を始めてしばらく経つと、多くの初心者が「もっと早く結果を出したい」と焦り始めます。
私自身もまさにその一人でした。そして、その焦りが原因で大きな損失を出してしまった経験があります。
今回は、私が実際にやってしまった「短期で儲けたい」という欲に飲まれた失敗談と、そこから学んだこと、同じ間違いを繰り返さないための対策をまとめました。
これから投資を始める人が、同じ落とし穴にはまらないための参考になれば幸いです。
【体験談】SNSで急騰していた銘柄に飛びついて大損した話
株式投資を始めて数か月の頃、私は投資本を読みながら慎重に銘柄を選んでいました。しかし、思うように利益が出ず、いつしか「もっと簡単に儲ける方法はないのか」と焦り始めていました。
そんなとき、X(旧Twitter)で急に話題になっている銘柄が目に飛び込んできました。
「明日も確実に上がる!」
「ここからさらに爆上げ!」
タイムラインは祭り騒ぎのような盛り上がり。チャートを見ると実際に連日急騰しており、掲示板のコメントも強気一色でした。
その熱気を見た瞬間、私は完全に冷静さを失ってしまいました。
「みんな利益を出しているのに、自分だけ取り残されている…」
「今買わないと、このチャンスは二度と来ないんじゃないか…」
不安と焦りが一気に膨らみ、気づけば成行で注文を入れていました。
しかし、購入したその日の午後から株価は急落。翌日もさらに下げ続け、チャートが真っ赤に染まっていくのを眺めるしかありませんでした。
結果、私は わずか数日で15万円以上の損失 を抱えることになりました。
冷静に考えれば、私は企業の業績も事業内容も調べていませんでした。上昇している理由も理解しておらず、単にSNSの勢いに流されただけ。
いわゆる典型的な“高値掴み”であり、初心者が最も避けるべき行動でした。
【分析】焦り投資が危険な理由は「判断が他人任せになる」から
私の失敗の本質は、自分で判断していなかったことでした。
SNSの盛り上がりを見て「みんなが買っているから」と飛びついただけ。
上がっているように見えるチャートに惑わされただけ。
企業の価値ではなく、“他人の期待値”に投資していたのです。
焦りが強くなると、こんな状態になりやすくなります。
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他人の発言に依存してしまう
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自分で調べるステップを省略する
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「上がっているから買う」というギャンブル思考になる
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投資ではなく“感情の取引”になっている
結果、偶然勝つことはあっても、再現性はゼロ。
長期的には損失しか残りませんでした。
【学び】短期で稼ぐより「勝てる行動を積み重ねる」ことが重要
この失敗から私が学んだのは、以下の3つです。
① 上昇理由に“根拠”がなければ絶対に飛びつかない
チャートより先に決算を見る。
SNSより先に企業のIR資料を見る。
これを徹底しない限り、冷静な判断はできません。
② 投資判断を他人に任せない
SNSの盛り上がりは投資材料ではなく“騒音”です。
自分の頭で考え、リスクを理解したうえで買う姿勢が必須。
③ 感情が高ぶったら24時間待つ
感情的なときほど判断を誤ります。
「買いたい!」と思ったら、必ず一晩寝かせるようにしました。
【対策】同じ間違いを繰り返さないために私が実践していること
失敗を繰り返さないため、私は次のルールを導入しました。
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SNSで話題の急騰銘柄は“絶対に買わない”
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1回の取引上限額を決めておく
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買う理由と買わない理由をメモして整理する
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投資ノートに失敗を記録して振り返る
これらを続けることで、衝動買いは大幅に減り、投資の質が安定してきました。
【まとめ】焦りは最大の敵。投資は“長期戦”が基本
短期で大きく儲けたい気持ちは、投資を始めた誰もが抱くものです。
しかしその焦りこそが、私のように大きな損失を生み、投資を嫌いにしてしまう原因になります。
重要なのは 再現性のある判断を積み重ねること。
焦りに支配された投資はギャンブルですが、企業の価値を見て判断すれば、時間とともに勝率は確実に上がります。
もし今のあなたが“焦り投資”をしそうになっているなら、ぜひ一度立ち止まってください。
未来のあなたが後悔しない選択を、冷静な目で積み重ねていきましょう。

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