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赤三兵とは
赤三兵とは、ローソク足で陽線が3本続いたことを指します。「三兵」が3本続いたという意味で、陽線が3本続いたとなると「赤三兵」となります。赤三兵になると、株価が今後上昇することが見込まれるといわれています。
逆に陰線が3本続いたとなると「黒三兵」となります。意味も逆で株価が今後下落することが見込まれるといわれています。
トレンドが変わった印の意味になる
陽線が3本続いたということは、この3本で株価のトレンドは上昇に変わったのだと受け取れます。もちろん赤三兵だけで判断することは危険です。それ以外にもトレンドが変わったという複数の理由が見つけられると自信を持って判断が出来るようになりますね。
もしかしたら偶然3本出ただけかもしれません、単なる小反発かもしれません。例えば底値圏で起きたのか高値圏で起きたのかで陽線3本の意味は変わってきます。
赤三兵を見逃して悔しい思いをしたことがあります。
株価が下落しており、多少反発をするときもありますが基本はズルズルと下がっている局面でした。「上がらないもんかねぇ」と思っていると翌日陽線がグイっと現れたのです。
「まぁちょっと反発したくらいでしょうに」と見守りました。下げトレンドで急に上がってもそんな続かないでしょうと考えたのです。そして翌日をの夜に終値を確認します。
また陽線でした。終値も上がっています。「おお、なんだかいい感じだ」と感じました。でも買うか買わないかは迷っている心境です。
その理由は、いままで失敗してきたからです。。買えば下がり売れば上がるを繰り返すと、思考回路がどうしても弱気になります。むしろド初心者時代であれば「この流れに乗るぞ!」と買えたかもしれません。
しかし、妙に経験を積んでしまい判断が出来ませんでした。
そして翌日、また陽線が出ていました。赤三兵が完成しました。さぁどうしましょうか。ここが運命の分かれ道です。(ちょっと大げさではありますか)
買いませんでした。
理由は「こんな下げ局面で陽線が3本も出れば次の日はもう下がるでしょう。いつまでも上がり続けるものではないのはわかってしまっている。だからもう終わった波になんか乗りませんよ」と考えたことでした。そもそもその時に赤三兵という言葉を知らなかったということもあります。
しかしながら、波は始まったばかりです。ここから株価は上がっていったのです。
ショックでした。妙に経験を積んだことで乗れたはずの波に乗れず利益を得る機会を失ってしまったのです。
知識を得ることは前提として大事ですが、過去の失敗の経験が知識に優先してしまうと判断を鈍らせてしまうこともあることが教訓でした。
まとめ
- 赤三兵はローソク足で陽線が3本続いたことで、株価が今後上昇することが見込まれるといわれている
- 黒三兵はローソク足で陰線が3本続いたことで、株価が今後下落することが見込まれるといわれている
- トレンドの変化したかどうかの見極めは赤三兵・黒三兵だけでなく複数の理由で判断することが自信を持って判断できる
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