【積立投資の失敗談】初心者がやりがちな「続かない問題」と私の反省点

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積立投資を途中でやめてしまう初心者は多い

積立投資は「ほったらかしでOK」「長期で見れば勝てる」とよく言われます。しかし、実際には多くの初心者が途中でやめてしまい、せっかくの複利の効果を逃してしまいます。実は私自身も、投資を始めたばかりの頃、積立投資を半年ほどで中断してしまい、大きな後悔を経験しました。今回はその失敗談と、同じ間違いを繰り返さないための具体的な方法についてお伝えします。

【体験談】積立投資を「続けるだけ」のはずが半年で挫折した理由

積立投資を始めた頃、私は月1万円という無理のない金額でスタートしました。「これなら続けられる」と思っていたのですが、ある月の生活費が予想以上にかさんだことがきっかけで積立をストップ。その後「来月から再開すればいい」と思っていたのに、結局そのまま半年以上も放置してしまいました。

やめてしまった大きな理由は以下の3つでした。

  1. 積立が生活に溶け込んでいなかった
    銀行引き落としではなく自分で毎月購入していたため、「忘れる」「めんどう」の2つが積み重なりました。

  2. 短期の値動きに振り回された
    積立中に株価が下がり、「今買うのは怖い」という感情が邪魔をしました。

  3. 目的が曖昧だった
    「将来のため」という漠然とした理由だけでは、少しのストレスで続けられませんでした。

半年後にふと過去の推移を確認すると、やめた時期から株価が上昇しており、「続けていれば…」という後悔が押し寄せました。積立投資は“やめた瞬間”に負けが確定する。その事実を痛感した出来事でした。

失敗から学んだ「積立投資は仕組み化しないと継続できない」

私が積立を中断して感じたのは、積立投資はメンタルではなく仕組みで継続させるべきだということです。

積立は時間を味方にする投資法なので、とにかく続けることが最重要。しかし人間は感情の生き物なので、マーケットの上下によって気持ちが揺れ動きます。だからこそ、感情を排除した“自動の仕組み”に落とし込むことが不可欠だと学びました。

また、目的の曖昧さも大きな反省点でした。「なんとなく将来のため」では意志力だけで続けるのは難しく、具体的な数字と期限を決めることが必要だと痛感しました。

同じ失敗を繰り返さないために—継続できる積立投資のコツ

私自身の反省を踏まえ、積立投資を続けるために効果的だった方法を紹介します。

1. 積立は必ず“自動化”する

・証券会社の自動積立設定を使う
・給与口座とは別の口座に積立用資金を移しておく

自分の判断を介さないようにすると、積立は勝手に続きます。

2. 少額から始める(続けられる金額が最強)

月1万円が辛ければ5,000円でもOK。
とにかく「続けられる金額」で始めることが重要です。

3. 値動きは見ない、ニュースも追いすぎない

積立は短期の値動きに一喜一憂する必要がありません。
むしろ下落時こそお得に買えるチャンス。
見すぎると不安が増えるので、月1回のチェックで十分です。

4. 目的を数字で明確にする

・子どもの教育費のために10年で200万円
・老後資金として20年で1,000万円
など、具体的な目標を設定するとブレなくなります。

5. 積立投資のメリットを定期的に振り返る

複利の計算や、過去の市場データを見ることで「続ければ報われる」という気持ちが維持できます。

まとめ:積立投資は“続けた人だけ”が得をする

積立投資は「誰でもできるシンプルな投資法」と言われますが、本当に難しいのは“続けること”です。私も一度挫折したことで、複利の力を捨てるのがどれだけもったいないかを身をもって理解しました。

しかし、仕組み化し、少額から始め、目的を明確にすることで積立投資は誰でも続けられます。
挫折した経験は無駄ではありません。むしろ、その経験があるからこそ、今後はより強い軸を持って投資を継続できるはずです。

積立投資は「時間」が一番の味方です。あなたはぜひ、私のように途中でやめて後悔しないよう、今日からできる仕組みづくりを始めてみてください。

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