株式投資を始めたばかりの頃、多くの初心者が陥りやすいのが「包み足(強気)」を過信した取引です。チャートで大きな陽線が前日の陰線を包むと、つい「上昇トレンドの始まり」と判断して買い増してしまいがちですが、実はここには落とし穴があります。本記事では、私自身の体験談を交えつつ、包み足後の失速による失敗例とその回避策を詳しく解説します。
目次
包み足(強気)とは?初心者が陥りやすい罠
株式チャートにおける「包み足(強気)」は、前日の陰線を翌日の大陽線が完全に包み込む形状を指します。一般的には「買い圧力が強い」「上昇の兆し」と解釈されることが多く、初心者の目には非常に魅力的に映ります。
しかし、ここで注意したいのは「包み足=必ず上昇」という誤解です。実際には、前日の陰線を包んでもその後の上値が重く、短期的に失速するケースがあります。初心者はこの瞬間を見て焦り、さらに買い増ししてしまうのです。
私の失敗体験:包み足後の買い増しで大損
私が株式投資を始めた頃、ある銘柄でまさにこの失敗を経験しました。ある日、前日の陰線を大きな陽線が包む包み足が出現しました。「これは上昇のチャンスだ!」と判断し、私は保有株に加えて買い増しを行いました。
最初は期待通りに株価は上昇。しかし翌日には勢いが失速し、株価は再び下落。買い増した分が含み損となり、精神的にも大きなダメージを受けました。結局、損切りを余儀なくされ、元々の保有株と合わせて合計で約15%の損失を出すことになったのです。
この時に学んだことは、包み足だけで「絶対に上がる」と判断することの危険性です。チャートパターンはあくまで参考であり、過信は損失につながるということを痛感しました。
包み足で失敗しないためのポイント
1. 成行で買い増ししない
包み足が出たからといって、成行で買い増しするのは非常に危険です。まずは「その後の値動きを確認する」ことが重要です。包み足の翌日も陽線が続くか、上昇の勢いが継続するかを見極めてからエントリーしましょう。
2. 他の指標と組み合わせる
単独の包み足に頼るのではなく、移動平均線や出来高、サポートライン・レジスタンスラインなど、複数の指標を組み合わせて判断することが安全です。特に出来高が伴わない包み足は「ダマシ」である可能性が高いです。
3. 損切りルールを明確にする
初心者がよく陥るのが「損を取り戻そう」と無理にホールドする行動です。包み足後に買い増しする場合は、必ず損切りポイントを事前に決めておくこと。これにより、大きな損失を避けることができます。
4. 冷静な目でチャートを見る
包み足が出ると、心理的に「買わなければ損」と焦りがちです。しかし、投資で重要なのは「冷静な判断」です。慌てて買い増す前に、チャート全体のトレンドや直近の高値・安値を確認する習慣をつけましょう。
まとめ:包み足の誘惑に負けず堅実な投資を
包み足(強気)は確かに上昇の兆しを示す場合がありますが、それだけで判断して買い増しするのは初心者にとって危険です。私の体験のように、焦って買い増しすると失速時に大きな損失を被ります。
重要なのは以下のポイントです。
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包み足だけで判断せず、複数の指標を確認する
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成行での買い増しは避け、慎重に判断する
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損切りポイントを事前に決めておく
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冷静な目でチャート全体を俯瞰する
これらを守ることで、同じ失敗を繰り返さずに、より安全な株式投資が可能になります。初心者ほど、チャートパターンの魅力に惑わされがちですが、冷静さとリスク管理が最終的な利益を生むのです。

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