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■ トレンドラインブレイクを信用できず、チャンスを逃した私の失敗談
株式投資を始めたばかりの頃、私は“トレンドラインブレイク=ダマしが多い”という偏った知識だけを持っていました。特に上昇トレンド中のラインブレイクでは「一度戻してから買ったほうが安全」と勝手に思い込み、最もおいしい“初動”を逃すことが何度もありました。
ある日のこと。長く横ばいから上昇に入りつつあった銘柄を監視していました。日足の下降トレンドラインを上に抜ける「まさに転換点」というタイミングでしたが、私は画面に張り付きながらこう自分に言い聞かせていました。
「どうせダマしだろう」
「本物のブレイクなら一回戻してくるはず」
結果、その銘柄は戻りどころか、そのまま大陽線を連発。翌週には私が買おうと待ち構えていた価格の“2倍”近くまで上昇していきました。
チャートを見ながら私は放心状態。「なぜあの瞬間に買えなかったのか」と後悔しても、相場は戻ってきてはくれませんでした。
この時、私は“根拠の薄い恐怖心”と“偏った知識”がどれほど機会損失につながるかを痛感しました。
■ なぜ「ダマし」だと思い込んでしまうのか?初心者が陥る典型的な心理
振り返ってみると、私の判断ミスは心理的な偏りから来ていました。
● ① 過去の失敗のトラウマ
過去に数回、トレンドラインを抜けたと思って買ってみたら下落して損切り…その経験だけが強く記憶に残り、「ブレイク=危険」という間違った思い込みを形成していました。
● ② “安全に買いたい”という願望
できるだけ安いところで買いたいという初心者特有の心理が、“戻りを待ちすぎる”行動を生みます。しかし実際には、強いトレンドは戻りを与えずに走り出すことの方が多いものです。
● ③ 相場の声より自分の願望を優先してしまう
チャートは上昇を示しているのに、自分の恐怖心が「危ない」とささやき、理性より感情が優位になってしまう。まさに初心者が陥る典型パターンでした。
■ この失敗から学んだこと:ブレイクを“疑うだけ”では勝てない
私がこの失敗から学んだ最大の教訓は、
トレンドラインブレイクは、統計的に“順張りが有利な場面”が多いという事実を無視してはいけない
ということでした。
もちろんダマしは存在します。しかし、
「ダマしがあるから買わない」
という思考は、
「雨が降るかもしれないから外に出ない」
と同じくらい非合理です。
ブレイクの強さ、出来高、他のトレンド指標、ローソク足の形状など、複数の裏付けを確認して判断すべきであって、「怖いから」という理由で避けてしまうのは、投資では致命的な弱点になります。
■ 同じ失敗を繰り返さないために私が実践している対策
この苦い経験を経て、私は次のようなルールを設けました。
● ① ブレイク時は“条件を満たしたら買う”と事前に決めておく
曖昧な判断は感情に流されます。
・出来高が前日比○倍以上
・ローソクが実体でラインを明確に抜く
・上位足のトレンドが上向き
など、数字と条件で判断することで迷いが消えます。
● ② ブレイク後の“初押し”を狙う
もし初動で乗れなくても、強いトレンドは必ず押し目を作ります。
「初押しは絶好のエントリーポイント」
この鉄則を守れば、無理に飛び乗って高値掴みするリスクも減ります。
● ③ 感情を排除するために取引記録をつける
自分の恐怖、焦り、迷いを書き残しておくと、同じ心理パターンに気づきやすくなります。
私はこの習慣を徹底してから、エントリー判断が明確になり勝率も上がりました。
● ④ ブレイクを「騙し前提」で見る癖をやめる
相場は確率であり、未来は読めません。
“本物か偽物か”を予測するのではなく、
“本物だったときに利益が出る行動がとれているか”
を重視する方が圧倒的に合理的です。
■ まとめ:トレンドラインブレイクは恐れるより、正しく活用すべき
初心者の頃の私は、“ダマし”を恐れるあまり、順張りの最高のタイミングをことごとく逃していました。しかし、事実としてトレンドラインブレイクは市場の転換点であり、利益を大きく伸ばせる場面でもあります。
大切なのは、
恐怖で判断しないこと。
チャートの根拠とルールで判断すること。
このシンプルな姿勢が、投資の安定と成績向上につながると、私は身をもって学びました。
あなたもぜひ、同じ失敗を避けて、トレンドに素直に乗るトレードを実践してみてください。強い相場は、あなたを待ってはくれません。

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