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■三尊形成を早読みして痛い目に…初心者がハマりやすい落とし穴
株式チャートの中でも「三尊(ヘッドアンドショルダー)」は有名な転換サインです。チャート本にも必ず載っているため、私も初心者の頃は「これさえ読めれば相場で勝てる!」と信じていました。しかし、現実はそんなに甘くありません。
とくに私がやらかしたのが、“肩の高さの微妙なズレ”を無視したまま、三尊が完成したと早合点してしまったこと。
結果として、典型的な「下げると思ったのに上に抜けて損失」という初心者あるあるを体験しました。
今回はその失敗談と、そこから学んだ教訓をまとめてお伝えします。
■【体験談】肩の高さがズレているのに「完璧な三尊」と信じてしまった
ある成長株のチャートで、明らかに「肩・頭・肩」に見える形が出てきました。出来高もそこそこ、価格帯も明確で、私は“これは三尊の崩れで下落が来る”と確信していました。
しかし、冷静に見れば 左肩より右肩がわずかに高い。
しかも出来高推移も教科書で見るような減り方ではなく、やや右肩で増えている。
だが当時の私は「多少のブレは問題ない」「むしろ騙しに見せて大きく下げるはずだ」と、自分に都合よく解釈してしまいました。
そして、ネックラインを割り込みそうに見えた瞬間に“ここだ!”と空売りでエントリー。
…数分後、株価はあっさり反発してネックライン上へ。
その後、買い戻しの流れに巻き込まれて 逆に急騰。
私は慌てて損切りしたものの、
「三尊だと思い込んだ」ただそれだけで数万円の損失 を出しました。
今思えば、根拠が曖昧なのに“形に寄せて解釈した私”のミスでしかありません。
■【学んだ教訓】三尊は「見た目の形」だけでは判断できない
この失敗から、私は三つの大きな教訓を得ました。
●教訓①:三尊は“肩の高さ”がほぼ同じであることが基本
多少の誤差は許容されますが、右肩が明らかに強い場合、
**「下落転換よりも上昇トレンド継続を示唆している」**ケースが多い。
つまり、
肩の高さが揃っていない=売りの勢いが弱い
という可能性を示すシグナルでした。
私はこれを完全に無視していました。
●教訓②:出来高の減少・増加の流れを必ず確認する
三尊の右肩形成時に出来高が増えるのは弱気パターンではありません。
むしろ「まだ買いが強い」サインです。
当時の私は形だけに注目し、出来高を軽視していました。
●教訓③:ネックライン割れは“確定してから”で遅くない
初心者はとにかく“早く入りたい”気持ちに駆られます。
私もその典型で、割れる前に慌てて仕掛けました。
結果として、
「ブレイク前だからこそ騙しになった」
という最悪パターンを食らったのです。
■【同じミスを防ぐ方法】初心者でも実践できる三尊のチェックリスト
三尊を見誤らないために、私は次のチェックリストを使うようになりました。
●① 肩の高さがほぼ同じか(±2〜3%以内)
ズレが大きい場合、三尊よりも“上昇余力あり”と考える。
●② 右肩で出来高が減っているか
買い圧力が弱まる流れが見えるかを必ず確認。
●③ ネックラインの価格帯に明確な支持があるか
水平線を引いて、出来高と合わせて根拠を固める。
●④ ブレイク確定を待つ(実体で確定してから)
ヒゲだけ抜けたのは大抵 “騙し”。
実体で割れたかどうかを重視する。
●⑤ マルチタイムフレームで確認
日足だけでなく、1時間足・週足でも形が出ているか見ると精度が上がる。
これらを徹底してから、私は三尊のダマシに引っかかる回数が激減しました。
■まとめ:三尊は強力だが“形だけ”で判断するのは危険
三尊(ヘッドアンドショルダー)は、確かに強力な転換パターンです。
しかし、初心者の頃の私のように
-
肩のズレを無視する
-
出来高を確認しない
-
ネックライン割れを早読みする
という行動をすると、むしろ逆に大損します。
ポイントは、
三尊は“完璧な形”になるまで待つことが最大の武器
ということ。
焦らず、根拠を重ねて判断すれば、三尊は本当に頼れるサインになります。
あなたも私の失敗を反面教師にして、
三尊の“肩の高さのブレ”を軽視しないよう気をつけてください。

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