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ラウンドボトムとは?ゆっくり形成される“底”の罠
ラウンドボトム(ソーサーボトム)は、長期間かけてゆるやかに下落→横ばい→上昇へと反転していくチャートパターンです。底打ちのサインとして知られていますが、初心者ほど「反転を早く読みすぎる」ことで痛い目を見る場面が多いパターンでもあります。
私自身も、ラウンドボトムを“読み違えて”資金拘束され続けた苦い経験があります。今回はその体験談をもとに、同じ失敗を繰り返さないための注意点をまとめます。
【失敗談】「もう反転だ!」と飛びつき、そこから半年間の塩漬け地獄
ある銘柄が長期下落を続けた後、出来高が少し増え始め、ローソク足が底で横ばいになっていました。「これはラウンドボトム形成中だ!」「反転初動を取りたい!」と私は興奮し、ほぼ底の“途中”で買いを入れました。
ところが現実は甘くありません。
買ったそのあと、株価はさらに横ばいを続け、ほとんど動かない日が何カ月も続きました。たまに上がるかと思えば、数日で元の位置へ逆戻り。私は「もう少しで上がるだろう」と思いながらも、売る理由もなく、損切りするのも嫌で、ただただ資金が凍結されていくのを見守るしかありませんでした。
気づいた時には、ほぼ“半年間”その銘柄が動かせない状態に。
その間、他の良いチャンスが来ても資金が足りません。「ラウンドボトムの底付近で買えるなんて最高!」と思っていたのに、結果は「長期の資金拘束」という最低の展開でした。
なぜ失敗したのか?ラウンドボトムの本質を誤解していた
① ラウンドボトムは“完成までが長い”という特性を理解していなかった
ラウンドボトムは数カ月〜1年単位で形成されることも珍しくありません。私は「横ばいになった=底が完成」と短絡的に判断してしまいました。
② 初動を取りたい欲が強すぎた
「他の人が気づく前に買いたい」という気持ちが判断を曇らせました。結果、パターンの完成を待たず、形が曖昧な時期に飛びついたことで塩漬けに。
③ 出来高の変化やトレンド転換のサインを確認しなかった
本来、ラウンドボトムは
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出来高が減→増へ推移
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トレンドラインの明確な上抜け
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高値切り上げの開始
など、複数の転換シグナルを確認してからエントリーすべきです。
私はそれを無視し、「雰囲気」で買ってしまいました。
この失敗から学んだこと
① “形が完成するまで待つ”のが最強
ラウンドボトムは完成まで時間がかかるものです。焦って「底付近で買いたい」という欲を抑え、
ネックライン突破後の初押しまで待っても遅くない
と学びました。
むしろ、完成前に買う方がリスクが高いことを身をもって体感しました。
② エントリーの根拠は最低3つそろえる
・出来高増加の兆し
・トレンドライン突破
・高値更新
など、「複数の根拠が揃って初めて買う」という習慣をつけたことで無駄な塩漬けが激減しました。
③ 資金効率を軽視してはいけない
“資金拘束”はリスクです。
「塩漬け=損失」ではありませんが、「機会損失」という形で大きなダメージが発生します。
資金は“動ける”状態でこそ価値があると痛感しました。
同じ間違いを繰り返さないための対策
① ラウンドボトムは“ネックライン突破まで買わない”ルールを作る
これだけで早すぎるエントリーの8割が防げます。
② 長期形成パターンは時間軸を伸ばして観察する
週足・月足の確認をルール化すると、騙しに乗りにくくなります。
③ 資金配分を固定する
・一銘柄の投入額を決める
・長期塩漬けリスクの高い銘柄は少額で試す
これで精神的な余裕が生まれ、冷静に判断できます。
④ 「初動を取ろうとしない」ことを徹底する
初動はプロが取りにいく領域。
初心者は「第2波・第3波」を確実に取る方が勝率が高いです。
まとめ:ラウンドボトムは“待てる人が勝つパターン”
ラウンドボトムは魅力的な反転パターンですが、
「まだ完成していないのに買ってしまう」という落とし穴
が非常に大きいパターンです。
私のように資金拘束され続ける苦しい思いをしないためにも、
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完成まで待つ
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根拠をそろえる
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資金管理を徹底する
この3つを守るだけで、勝率は大きく変わります。
自分の失敗を糧にしながら、同じミスをしない賢いエントリーをしていきましょう。

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