【体験談】株初心者がレバレッジ取引で大失敗した話|早すぎる信用取引が危険な理由

目次

◆はじめに:なぜ初心者はレバレッジに惹かれてしまうのか

株式投資を始めると、多くの初心者が「もっと早く資産を増やしたい」という気持ちに駆られます。私自身もその一人でした。現物取引で数%の利益を得られて喜んでいた矢先、SNSや投資サイトで「信用取引なら資金の3倍で勝負できる」「勝てば利益も3倍」という言葉を目にし、気づけばレバレッジの世界へ足を踏み入れていました。

しかし、そこで待っていたのは“急成長”ではなく、“急転落”でした。本記事では、**「初心者が早い段階でレバレッジを使うと何が起きるのか」**について、私の失敗談から学んだ教訓をお伝えします。


◆【実体験】資金30万円が一週間で10万円に…信用取引の恐怖

投資を始めてまだ3ヶ月ほどの頃、私は小型株の急騰に心を奪われていました。ある銘柄が連日上昇しており、「まだまだ伸びる」というSNSの声に背中を押され、初めて信用買いをしました。

当時の私は、**「下がっても現物と同じように耐えればいい。どうせ戻るだろう」**という浅い考えしかありませんでした。ところが、購入した翌日から株価は反転し、わずか3日で10%以上の下落。レバレッジをかけていたため、資金の減りも3倍のスピードでした。

さらに悪いことに、下落局面で私は冷静さを失い、追加入金でポジションを維持しようとしてしまいました。結果として損失は拡大し、資金30万円が10万円まで減るという痛烈な経験をしました。

そのとき初めて、
「レバレッジは利益だけでなく、損失も増幅する」という当たり前の事実の重みを知りました。


◆初心者がレバレッジを使うと負けやすい3つの理由

① 冷静な損切りができない

レバレッジ取引では下落のスピードが早く、初心者は恐怖で判断力を失います。私も「戻るはず」と根拠のない期待を抱いてしまいました。

② 資金管理が崩れやすい

信用取引では「今あるお金以上のポジション」が取れてしまうため、適切なリスク管理ができないまま過大な取引をしてしまいます。

③ そもそも実力が伴っていない

銘柄分析、売買ルール、心のコントロールなど、現物取引ですら難しいのに、初心者が信用取引を扱うには経験不足です。
レバレッジは“上級者向け”なのです。


◆失敗から学んだこと:レバレッジは「増やす道具」ではなく「破滅のトリガー」になり得る

この経験を通して強く学んだことがあります。

● レバレッジは資金が増えるスピードより、減るスピードの方が圧倒的に速い

レバレッジは“加速装置”のようなものですが、初心者が使えば制御不能なブレーキのない車に乗るようなもの。危険の方がはるかに大きいです。

● 勝てるパターンが確立していない状態で使ってはいけない

自分の売買ルールや得意な相場パターンが固まる前に信用取引を使うと、失敗して当然です。

● 失っていいお金でしか投資してはいけない

信用取引は「余剰資金」の範囲では収まらず、想定以上の損失を生みます。


◆同じ間違いを繰り返さないためにやるべきこと

① 現物取引のみで1年間経験を積む

まずは現物で「負けパターン・勝ちパターン」を自分の中で確立することが大切です。

② レバレッジを使う基準を明確にする

・勝率
・損切りルール
・資金管理ルール
・得意な銘柄
これらが固まっていない段階では信用取引には手を出さないと決めましょう。

③ 小さな資金で「シミュレーション」してみる

どうしてもレバレッジを試したいなら、極小ロットで検証する方が安全です。

④ SNSの情報を鵜呑みにしない

私もSNSに影響されて信用取引に手を出しましたが、他人の投資スタイルは自分とは違います。
判断基準を「外」に置くと、レバレッジは特に危険です。


◆まとめ:レバレッジは“いつか使える武器”であって、“今すぐ使う魔法”ではない

信用取引自体が悪いわけではありません。しかし、正しい知識・経験・ルールが揃っていない初心者が使うと、破滅へ一直線です。

私自身、早すぎるレバレッジ利用で資金を大きく失った経験を通して、
「まず土台を固めることの重要性」
を痛感しました。

もしあなたが投資初心者なら、どうか私と同じ道を歩まないでください。
レバレッジは“経験を積んだ後で使うもの”です。

焦らず、まずは現物で確実に力をつけていきましょう。

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