株式投資のチャートパターンの中でも、初心者が特に勘違いしやすいのが 「上昇ペナントのブレイク」 です。
“もうすぐ上に抜けそう!”という期待が強すぎて、実際にブレイクする前にフライングして買ってしまい、高値掴みしてしまう――私自身、まさにこのパターンで大きな痛手を負いました。
この記事では、上昇ペナントで早仕掛けして失敗した筆者の体験談をもとに、何を学んだのか、どう避けるべきかを詳しく解説します。
目次
■ 上昇ペナントとは?初心者が“確信”しやすい理由
上昇ペナントは、強い上昇トレンド中に一旦小休止として形成される持ち合い(収束)パターンです。
上値は切り下がり、下値は切り上がるため、価格が徐々に三角形の頂点へと向かっていく形になります。
教科書的には「上方向にブレイクしやすい」とされているので、初心者ほど
“どうせ上だろうから、先に買っておこう”
という心理になりやすいのです。
しかし、この“確信”こそが落とし穴でした。
■ 【失敗談】ブレイク前に買い、反落で含み損まみれに…
私がフライングして失敗したのは、ある新興株でした。
強い上昇トレンドで一気に人気化し、数日かけて上昇ペナントを作っているのが見えていました。
「これは近々上に抜ける!」
「抜けたら一気に伸びる!」
そう思い、上値抵抗線にタッチした瞬間に“買い”を入れてしまったのです。
しかし結果は…
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上抜けと見せかけてヒゲをつけて戻される
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そのまま下限まで下落
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持ち合いの下抜けすら意識される展開
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気づけば含み損が −10%超
完全な“高値掴み”でした。
さらに初心者にありがちな悪手として、私は“戻るだろう”と根拠のない期待をしてしまい、損切りを遅らせた結果、傷口を広げてしまいました。
■ この失敗から学んだこと
● ① パターンは“確率であって絶対ではない”
教科書には「上昇ペナントは上抜けが多い」と書かれていますが、
「多い ≠ 絶対」ではありません。
結局、抜けるまではただの持ち合いです。
“抜ける前に買う”行為はただのギャンブルだったと痛感しました。
● ② ブレイク前の買いはリワードが低く、リスクが高い
ブレイク前に買っても、上値抵抗線がすぐ上にあるので、
上がってもすぐ押し返される可能性が高い。
逆に、下抜けた場合の損失は大きい。
リスクとリワードを見れば、割に合わない行動だったと反省しています。
● ③ “予測”ではなく“確認してから”動くべき
投資で重要なのは“予測ではなく確認”。
抜ける前に買うのは、完全に予測頼りのトレードでした。
■ 同じ間違いを繰り返さないためにするべきこと
● ① ブレイクは“確定してから”入る
上昇ペナントの鉄則はこれです。
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抵抗線を明確に終値で上抜く
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出来高が伴っている
この2点を確認してからエントリーすることで、騙しを大きく減らせます。
● ② ペナント内ではエントリーしないルールを作る
私はこの失敗後、
「持ち合いの中では絶対に入らない」
というルールを作りました。
ルール化すると、感情の暴走を抑えられます。
● ③ 損切り基準を明確にしておく
ブレイク前に入ってしまうと損切りラインが曖昧になります。
“ペナントの下限割れ=即損切り”
など、明確な基準を決めておくことで傷を浅くすることができます。
● ④ “期待”ではなく“仕組み”で勝つ意識を持つ
投資は期待で買うほど負けます。
チャートパターンはあくまで確率の集合。
“抜けるかもしれない”ではなく、
“抜けた事実に乗る”
という思考が必要だと学びました。
■ まとめ:上昇ペナントのフライング買いは危険。確認してからでも遅くない
今回の失敗から痛感したのは、
フライングエントリーは結局ただのギャンブル
ということでした。
上昇ペナントは確かに上抜けやすいパターンではありますが、それは“統計的にそういう傾向がある”というだけの話です。
初心者が陥りやすいのは、
“どうせ抜けるだろう”という思い込み。
しかし、投資で大切なのは
予測ではなく確認。
期待ではなくルール。
私はこの失敗以来、“ブレイク確定後に入る”という基本中の基本を徹底することで、無駄な損失を大きく減らすことができました。
上昇ペナントでのフライング買いは、本当に危険です。
どうか同じ失敗を避けるために、今回の体験談が少しでも役に立てば幸いです。

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