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いってこいとは
「いってこい」とは「往って来い」と漢字で表現します。この用語の意味は株価が上昇した後にすぐ下落し、取引をする前の株価付近まで株価が戻ることです。下落した後に上昇し株価が戻る場合も同様です。
大抵は1日の中で起こることのイメージで使われますが、一週間とか期間を区切ってもこの表現が使われることもあります。
1日を無駄にした話
無職で、自称投資家だった時期がありました。もうこれだけで黒歴史ですけども今回はその時のお話をしていきたいと思います。なんの勉強もせずに投資家を名乗るなんてどうしちゃってたんでしょうか。。
今日はデイトレードするぞ!と息巻いて朝起きた日があったのです。毎日1日1万円稼げれば暮らしていけるんじゃね?という甘い幻想を抱き、デイトレで稼いでやろうと考えたのです。なんも株のこと知らんのに。
さぁ9時!値上がり率の高い銘柄を選び株価を観察し始めました。30分ほど見て着々と上がっている株価を見て「よしこの波に乗るぞ!」と買い注文を出し、無事約定です。
それからも着々と株価は上昇していき、「ちょろいな、私には株の才能があったのだな」とうぬぼれ始めます。
ただ、上がれば下がるのが相場ですよね。グイグイ上がっていた株は下がり始めたのです。これは押し目?ダブルトップ?これからどうなるんだろうという局面です。
「いやいやいや、上がってるんだから多少いったん落ちても上がるでしょ。だって今朝方はいい調子であがっていったのだから」と希望と楽観のみで結論付け、引き続き株を持ち続けます。
結果、この時が天井でした。
9時台10時台に調子よく上げていた株価は午後に入りズルズルと下落していったのです。さすがに上昇し続けていた時間を超えて下げ続けていますから、14時前にあきらめて成行で売りました。
残ったのは空虚な気持ちと損失です。午前の調子に乗った私はもうどこにもいません。そりゃね、損失を出したのはもちろん痛いですがそれよりも株価で一喜一憂して1日を無駄にしてしまったことに情けなくなってしまったのです。
世間では働いている人が今頃汗水たらしてお金を稼いでいる、子供は学校で一生懸命お勉強をしている、おうちにいる人は家事をしている、とにかくみんなどこかで頑張っている。。
そんな中、ボロアパートの中で投資家を自称しパソコンに食いついてニヤニヤしたりカチカチしたりしているだけ、お金を稼ぐわけでもなくむしろ溶かしてる。。何をやっているんだ一体。
もっといえばその銘柄に手を出さなければ良くも悪くもプラマイゼロだったわけです。それが勝手に手を出して勝手に損してる。もうね、情けないですね。
という日がありました。あの日の夕方から晩は部屋の中がモノクロに映って落ち込んでましたね。。
やっぱり投資は勉強しないといけませんし、特にデイトレは株価の動きも法則に則らない動きを平気でしょっちゅうしてますから難しいんですよね。
以上、株価はいってこいだったのに自分自身は、いって戻ってこれなかったお話でした。
まとめ
- いってこいとは株価が上昇した後にすぐ下落し、取引をする前の株価付近まで株価が戻ること
- 株価に振り回されて1日を無駄にしないよう勉強して精進していくことが必要
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