【体験談】暴騰・暴落ニュースに振り回されて大失敗した話|初心者が知るべき正しい向き合い方

目次

■暴騰・暴落ニュースに感情で反応するのは“初心者の典型的なミス”

株式投資を始めたばかりの頃、私は「ニュースを見てすぐ動くのが正解」だと思い込んでいました。特に“急騰”“急落”といったワードを見ると、反射的に売買してしまい、それが結果的に大損につながったことが何度もあります。

今回は、暴騰・暴落のニュースに感情的に反応して失敗した私の体験談をもとに、初心者が同じミスをしないためのポイントをまとめます。


■【体験談】「急騰ニュースを見て買い」に走った結果、大きな含み損に…

ある日のこと。仕事の休憩中にスマホでニュースを見ていると、ある銘柄が「前日比+20%の急騰!」という記事が出ていました。SNSでも盛り上がっており、「まだまだ上がる」「買わないと損」という空気に飲み込まれ、私も勢いで購入してしまいました。

しかし、その後のチャートはまるでジェットコースター。午後には急落に転じ、数時間後には前日比マイナス圏に逆戻り。私は完全に“高値掴み”をしてしまったのです。

さらに悪いことに、次の日の朝、暴落に関するネガティブニュースを見てパニックになり、損切りをしてしまいました。落ち着いて見返すと、企業の業績には何の問題もなく、結局その銘柄は数週間後に購入時の値段まで戻っていました。

今思えば、感情だけで売買した結果、最悪のタイミングで売買を繰り返していただけでした。


■感情的に反応すると「相場の罠」にハマりやすい理由

●1. ニュースは“結果”であり“未来”ではない

急騰ニュースが出る頃には、すでに多くの投資家が買い終わっており、初心者が参入するタイミングは遅くなりがちです。

●2. 暴落ニュースは過剰に不安を煽りやすい

メディアは注目を集めるためにインパクトのあるタイトルを使います。実際の値動き以上に恐怖を感じてしまい、判断を狂わされることも多いです。

●3. 感情は合理的な判断を奪う

恐怖や興奮の状態では、普段なら冷静にできる判断ができません。
「もっと上がるはず」「これ以上下がるのは怖い」という心理が、誤った行動を引き起こします。


■この失敗から学んだこと

●学び①:「ニュースは売買の根拠にしない」

ニュースの多くは“値動きの事後報告”です。
それを根拠に売買するのは、後出しじゃんけんに挑むようなもの。

●学び②:「自分の投資ルールの方がはるかに大事」

・チャートの形
・業績
・長期的なテーマ
・自分の資金管理
これらを無視してニュース頼りになると、投資では必ず失敗します。

●学び③:「市場全体の動きとの距離感を持つ」

暴落が起きても、市場全体の調整なら過度に恐れる必要はありません。
ニュースでは「歴史的暴落」と大げさに書かれていても、実際には数%の調整ということもあります。


■同じ間違いを繰り返さないために私が実践していること

●1. ニュースを見たら“まず何もしない”

ニュースを見た瞬間に売買することを完全にやめました。最低でも5分、できれば数時間は間を空けるようにしています。

●2. 「事前にルールを決めておく」

・買う条件
・売る条件
・損切りライン
・上昇時の利確ライン
これらを決めておくことで、感情に流されづらくなります。

●3. 暴騰・暴落の理由を“自分で調べてから”判断

SNSやニュースの言葉だけでなく、

  • 企業のIR

  • 決算の内容

  • 市場全体のトレンド

これらを確認してから行動するようにしました。

●4. 短期的なノイズは“無視する勇気”を持つ

短期の上下に反応していた頃と比べ、長期的な視点を持つことで精神的にも安定しました。


■まとめ|ニュースに反応するだけの投資は“負けパターン”そのもの

暴騰・暴落のニュースに振り回されていた頃の私は、ただの“相場の後追い”をしているにすぎませんでした。

しかし、ニュースがどれだけ派手でも、 売買の判断基準は自分のルールに置くべき だと痛感しました。

もしあなたが「ニュースを見るとすぐ動きたくなるタイプ」なら、
その衝動を一度立ち止まって抑えるだけで、負ける確率は大きく下がります。

投資は“冷静さ”が武器です。
同じ失敗を繰り返さないよう、ぜひ今日から少しだけ距離を置いて相場と向き合ってみてください。

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