【体験談】テーマ株に乗り遅れて後追いして大損した話|初心者が陥る典型的な失敗と対策

目次

■テーマ株に“乗り遅れ後追い”して損する初心者は多い

株式投資を始めたばかりの頃、私は「テーマ株=すぐ儲かる」という安直なイメージを持っていました。SNSを開けば、あるテーマが盛り上がり、その関連銘柄が急騰している——。そうした情報を見るたびに、「今からでも遅くないのでは?」と焦燥感に駆られ、つい飛びついてしまったのです。

しかし結論から言えば、私が後追いで買ったテーマ株の多くは、その後すぐに急落し、結果的に大きな損失へとつながりました。これは、初心者が陥りやすい典型的な失敗パターンです。

■【体験談】盛り上がりのピークで飛びつき、大きく逆行

ある年、「5G関連銘柄」が連日ニュースで取り上げられ、大手企業の決算発表も相まって市場全体が強気ムードになっていました。私がSNSを見ると、「まだまだ上!」という熱狂的な投稿がタイムラインに並んでいました。

気づけば主要銘柄の株価はすでに数週間以上上がり続けており、チャートは明らかに過熱。しかしその時の私は “上がっているから買う” という完全に逆の思考に陥っていました。

「大きく上がったのだから、まだ伸びるはずだ」
「みんな買っているのだから、今がチャンスに違いない」

そう思い、私は高値圏で成行買いをしてしまいました。

しかしその直後、流れは一変しました。
テーマ株は市場の熱が冷めれば一気に売られます。私が買った翌日から株価は連日で下落し、数日で10%以上マイナスに。ニュースで話題になっていた盛り上がりは実は“終盤”だったのです。

結局、私は「テーマ株に乗り遅れたのに焦って買った」ことが原因で、大きな損失を抱えたまま撤退する羽目になりました。

■この失敗から学んだ3つの教訓

1. テーマ株は「最初に乗る人」が儲け、後追いは不利

テーマ株がニュースに出始め、SNSで騒がれている頃には、多くの場合、すでに“ピーク付近”。
情報が届く頃には上昇の初動は終わっています。後追いで買えば、プロ投資家や早期参入組の売りのターゲットにされやすく、勝率は極端に下がります。

2. 「買わない勇気」の方が圧倒的に重要

投資で難しいのは“買うこと”ではなく、買わない判断をすることでした。
盛り上がっているからといって、無理に参加する必要はありません。テーマ株は波が大きいため、タイミングを誤ると損失も大きくなります。

3. 自分の投資方針を持っていないと、簡単に流される

当時の私は投資方針が曖昧でした。だからこそSNSの情報や周りの熱狂に影響され、焦って購入してしまいました。方針があるだけで、無駄な売買は大きく減ります。

■同じ失敗を繰り返さないためにすべきこと

●① テーマ株は「初動」か「押し目」でなければ買わない

テーマ株は初動で乗るか、十分な調整が入ってから再度トレンドが出るタイミングで入るべきです。SNSで話題になってからの飛びつき買いは最悪のポイントになりがちです。

●② 感情で買わないために“ルール化”する

私が実践しているルールは以下の3つです。

  • 上昇率が短期間で20%以上の銘柄は原則買わない

  • SNSで急に話題になった銘柄は必ず様子を見る

  • 「自分が知らなかったテーマには飛びつかない」

これだけで衝動買いはほぼゼロになりました。

●③ 情報源を限定し、“熱狂”に流されない

SNSは便利ですが、熱狂を増幅させます。
初心者ほど情報源を絞り、信頼できる分析や企業情報を基準に判断すべきです。

●④ テーマ株はポートフォリオの一部にとどめる

テーマ株だけでポートフォリオを組むと、値動きが激しすぎてメンタルが疲弊します。
あくまで「アクセント」として少量に抑えることで、暴落時のダメージを最小限にできます。

■まとめ:テーマ株は“焦って後追いすると負ける”

テーマ株は魅力的ですが、仕組みを理解せずに後追いで手を出すと、私のように痛い思いをします。

  • 盛り上がりのピークで買うと高確率で損をする

  • SNSの熱狂を信じすぎない

  • 買わない勇気を持つ

  • 投資ルールを明確にする

この4つを意識するだけで、同じ失敗は避けられます。

テーマ株は扱い方次第でチャンスにもリスクにもなります。
ぜひあなたは私の失敗を教訓に、より冷静に賢い投資をしてください。

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